とても不思議な体験でした
 東京に住む吉田と申します。
 戸田君のことは一昨日オーストラリアに引っ越す幼なじみから聞きました。彼女が「高校の同級生から届いたメッセージを見て!」 というメールでした。
 実は私は昨秋、骨髄移植をしました。 ドナーとして再生不良性貧血の妹に骨髄を提供したのです。 健康なのに入院するのは、とても不思議な体験でした。でもこの一週間に本当に貴重な体験をさせていただきました。退院した時にそれを本にまとめて世に送りだし、 ドナーの登録を呼びかけよう!と、でも、もう1年以上たってしまいました。 ことあるごとに人脈のありそうな方に『出版社に知り合い、いない?』などと言い続けてはみたものの、なかなかそこにまでは、至りませんでした。私と同室の方は『よろしくお願いします。!』と挨拶した私に『リンパの○○な の。 おなか大きいけど妊娠じゃないのヨ。』明るく話す彼女の言葉にス〜っと血の気がひ きました。明日移植すること、妹は本当に元気になるのかしら?様々な恐怖が私に のしかかりました。私は元気で家に帰れるのかしら?世界で2人くらいはドナーで亡 くなった方もいる、と説明を受けました。でも実際体験して、痛い思いをしたけどこんなすごい事はないと思いました。私が目が覚めてから血液内科の先生方が入れかわり立ち代わり私の様子を見に来て『イヤ〜すごく良い骨髄でしたヨ』と、うなっていました。私がとても緊張しているのを感じとって同室の彼女は私をとても気づかってくれまし た。一週間の間に一生分の話をし、今では大親友になりました。何故、私が入院した体験を本にまとめようと思ったかと言うと、同室の方は一人っ子で移植ができず他の治療をしている。と言う事でした。なんとか彼女の力になりたい!彼女も元気になって欲しい。そんなふうに感じました。優しくして下さった看護師さんへの意識がかわった事、病院食を感謝しながら食べた事、病院から見える景色の 美しさ、、、全ての物が普段と全然違ってみえたんですよね。私はあの一週間は神様がくれた贈り物だったと思っています。それをタイトルにしよう、、、って。
 私の息子も野球をしています。この秋のリーグ戦で中野区で優勝し彼がピッ
チャーだったので最優秀選手賞もいただきました。野球は9人でするんだから『あれは皆で貰ったんだヨ』といつも息子に言い聞かせていますが、、、戸田君、早く元気になって息子に色々教えてあげて欲しい。彼は今春から中学でどこのチームに入るか、シニアはどうか?と迷っています。
私は整膚師(せいふはリンパや血液の流れをヒフを引っ張る事によって身体全体の血行を良くするという健康法)の仕事柄、栄養士さんの話やカンポーの話しなど日々 た くさんの講演を聞きに行っています。そういうたくさん人が集まる所や選挙の時に1票お願い!というかたにも改めてドナー登録を呼びかけてみます。
 同じ日に妹から富良野で子供とそり遊びに出かけ、自然の雄大さと健康である喜びを満喫しているというメールが届きました。『お姉ちゃまのおかげでこんなに幸福だよ』と、、、。
 同室だった彼女も今夏に自家移植をし『もう私は病気じゃないのよ』と、2人ともぴんぴんしています。
 戸田君がんばれ!
 100個やりたいことを紙に書き出してごらん?そして一番したいことを毎日起きたら口にだして何度も言うの。奇跡はきっと起こる。
 Santa really gonna come!
 私も応援しています。
   吉田