高知県外骨髄バンクドナー登録会等の視察 2
報告者 泉
 2007年1月20日(土) 兵庫県・神戸骨髄献血の和を広げる会(神戸の会)の定例会に参加
 1月20日(土)は、神戸の会で、定例会及び新年会があるとの事で、岡山の研修会でお会いした方から、お誘いを頂きまして、神戸の会の定例会に参加させて頂きました。高知から、徳島、淡路島経由でだいたい280キロ、3時間半くらいでした。会場は、赤十字血液センター内の会議室でした。総勢25名くらいの方がおいでてました。
 今後の活動予定の場所に参加出来そうな方が手を上げて、誰が行けるか、確認していました。
その後、財団から送られて来たアンケートに対して、色々意見が出されていました。
 約1時間にわたり、定例会を開いた後、血液センターの方から、献血併行型ドナー登録会の事などについて、お話がありました。献血併行型ドナー登録会の実施の経緯や献血併行型ドナー登録会で、気を付けて欲しい事など別紙資料の説明がありました。献血併行型ドナー登録会における登録者数の一覧も出されており、凄い登録者の数でした。その半分は、献血にも協力されたとの事でした。骨髄バンクのスタッフと一緒にやった時は、献血者数が伸びているとの事でした。
 だいたい1時間くらい、色々説明をして頂いた後、血液センター内部の見学をさせて頂く事が出来ました。各献血会場で献血された血液が、兵庫県内全域から血液センターに集められ、その後の行程を職員の方が詳しく説明して下さり、患者さんに輸血されるまでの、手順を示したパネルなども見せて頂きました。様々な行程があり、無菌ルームやX線室なども完備されていました。献血された血液がどのようになるのか、初めて見せて頂いて、いい勉強になりました。貴重な体験でした。
 今兵庫県内にある献血ルームが、今月末に移転する事になり、骨髄バンクスタッフの方による、協力呼び掛けがありました。1時間でも2時間でも構わないので、移転オープンの為の呼び掛けを行って欲しい。是非協力をお願いします。との事でした。
 一通りの定例会と見学が終わり、その後は、神戸の会の新年会にお邪魔させて頂きました。仕事が終わって、駆けつけられた方もおいでり、総勢30名くらいになってました。移植をされた方も何人かおいでました。阪神・淡路大震災の後、移植をされた方もおいでて、今は元気に回復されてました。
 
 2007年1月21日(日) 岡山県・イオン倉敷ショッピングセンターにて開催
 翌日は岡山・イオン倉敷でのドナー登録会があるので、そちらにお邪魔させて頂く予定でしたので、朝の早いうちに、神戸から岡山のイオン倉敷に移動しました。思っていたよりも、結構距離があり、170キロ、2時間半くらいでした。イオン倉敷到着後準備を手伝い、その後に、少しミーティングをしました。その時にも、財団から送られたアンケートの事などが話題の中心となり、今のままだったら、行政に予算を削られる可能性もあるから、目標数字があればいいなどの意見も出され、目標登録60万人にすれば、より多くの方に移植が行えるのはないか?などの意見も出ました。
 ドナー登録会も始まり、登録会においでたドクターの教え子さんが、大勢来られて、ビデオを15人くらいが取り囲んでいました。説明員の説明している後ろでは、2〜3人が常に並んでいるような状態が続きました。その後も、教え子さんが、次から次へと、大勢来られて最終的には、ドナー登録者52名が、登録して頂きました。いつもの、登録者が大勢出る場所(北コート)と言う事もあり、本当にたくさんの方が来て下さいました。倉敷に住んでいる、私の知り合いも、登録会に来て下さいました。イオンは最高に良い場所だと、改めて実感しました。風船膨らませるのも、説明する人数も追いつかないような状態でした。

 2007年2月8日(木) 広島県・尾道市民病院にて開催
 登録会は、病院の夜間入口(裏口?)の中の通路で、献血と一緒に行いました。午前中は、そこそこ、人の流れもあったのですが、午後からは、パッタリ止まったような感じでした。
 開始時間も11:30からと遅くから始まりましたが、そんな中、献血に来られた方に声を掛けると、登録します。との声や説明を聞いてみます。などのお声が・・・。最終的には、献血者62名、ドナー登録者4名となりましたが、骨髄バンクの事が、また少し理解され、広がったように感じました。
 登録者の数こそ、少ないかもしれませんが、この積み重ねが、大事で、こうした活動があって、今の27万人になってるので、地道に、そして1人でも多くの方に、骨髄バンクを知って、理解して頂けたら、私達も嬉しく思います。血液センターの職員が、献血の申込書を書かれている方に、「今日は骨髄バンクの登録も行っていますので、一緒にご協力頂けませんか?」と声を掛けられていました。机やイスなども、用意して下さってて、私達も献血の受付や荷物の運搬など、手伝いをしました。片づけなど、一通り終わった後には、献血者に配るジュースを、私達バンクスタッフの人数分、分けて下さいました。広島は毎回思うのですが、実際に見た感じ、理想的な協力体制だと思います。何かあれば、バンクの方を気に掛けて下さり、チャンスなども、血液センターさんが、用意して下さったりしてました。それを、献血者の登録受付の所に、置かれてました。
病院の夜間入り口に献血バス 入り口を入った所で、献血受付
そのすぐ隣りで、ドナー登録の受付 献血者が申し込み用紙を記入した後、また新しい記入用紙を、バンクスタッフが用意しました。
 2007年2月11日(日)愛媛県・男女参画推進センター(コムズ)にて開催
 伊野から、国道33号線を通って、110キロ、2時間半くらいで、会場に着きました。登録会は、12:00〜16:00でしたが、12名の方に、登録頂けました。途中、火火(ひび)と言う白血病の映画でモデルとなり、
有名になった陶芸家の神山清子さんが来て講演もされました。中には、登録したくても、 条件に引っ掛かって登録出来ない方もおいでましたが、 登録出来ないと、分かると、「お役に立てなくて申し訳ありません」と涙を流された方もおいでました。「何かお役に立てれば良かったのですけど・・・」とおっしゃられましたので、「お知り合いの方にでも、骨髄バンクの事を、少しでもお話頂けませんか?」と声を掛けると、「はい、是非」と、少し元気を取り戻され、帰って行かれました。こんな一面を見ると、何だか心が暖かくなりました。登録会では、スパバンの「笑顔のゆくえ」をエンドレスで流してました。
神山さんの講演会場前で募金受付 火火(ひび)のポスター
神山さんの作られた作品 神山さんの講演